朝晩めっきりふとんの恋しい季節になり、いざ布団を押し入れから出してみるとわたはペッチャンコ! 生地は汚れと破れがあり「ふとんの作り直し」のご注文をいただくケースが増えていますこのごろです。
それとは別に今増えておりますのは、30~50年前の、奥さまのご婚礼ふとんの仕立て替えです。
いわゆる金襴緞子世代奥さまのの小巾反物で作ったどんすのお客様用組夜具の今後の使え方について、①処分するか、②洗いなおして生地を使い、軽いおふとんに仕立て直すか③羽毛ふとんに買え替えるかです。
意外とお客様用どんすのおふとんは永年押し入れの中でほとんどお使いになってないふとんが多いのですね。けっこうきれいでふかふかだけど重たすぎて使いづらいのですよね。これを処分するか、作り替えるかは価値観の問題で、新しいサテンの生地に替えてお作りした方が費用的にはお得になるかもしれません。
ただ奥さまのお父様お母様がかなりの金額をかけてお作りされたおふとんを、活かすことができればと、また奥さまの思い出としてお作りされるケースも多々あります。今増えてきてます。もちろんわたは打ち直しをして軽く入れなおします。けっこう使い心地の良いおふとんに生まれ変わりますよ。ただお客様用としてではなく普段用に毎日お使いいただいたおふとんは生地がどうしても弱っていますので、これはその時点で役目を終了してると思われます。お客様用で押し入れの中で眠っているおふとんがあればご相談ください。
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