昭和50年から60年には婚礼ふとんとは、今どきブライダルのベット、羽毛ふとんとは違い 「どんす組ふとん」が主流で、ふとん屋で手作りふとんをご注文しご用意されたものです。 でもその「どんすふとん」はどうのようにされていますか?
① お客様用でほとんど使ってない ② 押し入れの中で大きく場所をとっている ③ 普段用におろしていった ④ 処分した
等 いろいろなケースが有ると思いますが
もちろん婚礼ふとんですから超一級の表生地と中綿が入っていますので、 捨てるのはもったいない、またご両親様が丹精込められてご注文された品を何かに 活かせないかお考えの方は多いと思います。 もちろん中綿は打ち直しをして使います。 でも表生地は正絹でしたら、いろいろ使い道はございます。
当店ではそんなご相談に参考になれば、とご紹介いたします。
生地とを別々にします。 裏生地を使わない場合は 表生地とほどいてさらに別々にします。
中わたは 綿わた、 ミックスわた テトロン綿 と別々に打ち直しをします。
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こちらの奥さまのご注文の方は 表生地だけ使いますので 裏生地と表生地をのバラバラに ほどきました。
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良くしわを伸ばします。 1回のアイロンではしわが とれないので何度か根気よく かけます。
破れがあれば補修いたします。 汚れなどが気になる場合は 一度水洗いをいたします。
こちらの場合はほとんど使ってない 状態で、保管状態も良かったので 洗いはしなくてもこんなに よくなりました。 もちろん正絹どんすの生地です。
裏も正絹でしたがやはりシミや 変色(黄ばんでくる)が 目立ちましたのであえて 使用しませんでした。 |
ほぼきれいになった生地でお客様のご希望のふとん、座布団を作ります。 かぎられた長さの生地を汚れのひどいところ、破れているところを 避けながら必要な生地の長さに仮縫い、し付けいたします。
ここまでにするのが、手間と根気が必要で、こつこつと時間が取れる時に 気長にいたします。
こんな調子ですので急ぎのご注文はお引き受けできない場合がございますので 時間の余裕をもってご注文下さい。
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後はミシンで生地を縫っていつも通りの綿を入れれば完成です。 これは慣れていることなのでそんない手間はかかりません。
昔は祖母や母がしていましたが、今はわたくしがこつこつと時間をかけて 作らせてもらっています。
参考になりましたか?
どんな布団が出来るのかは、また完成しましたら掲載いたします。
お問い合せ、ご注文は ☎0594-22-0501 まで |